マイナポイントの申請方法をわかりやすく解説!スマホから簡単に申請できます!
2023年9月30日をもちまして、第2弾マイナポイントの申込みは受付を終了しました。
※マイナポイントの付与対象となる「決済・チャージ(施策1)」「公金受取口座の登録申請(施策3)」もすべての決済サービスにおいて終了しています。
※マイナポイントの申込み状況は引き続きご確認いただけます。
※当ブログは2023年5月8日時点でのマイナンバー事業にまつわる情報をまとめたものです。申し込み期限の延長などによって一部事実が異なる場合がありますが、随時更新いたします。
2023年2月末頃、全国の自治体でマイナンバーカードの申請が殺到し、WEB申請のサーバーがパンクしたことがニュースとなりました。
これは、QRコード決済や電子マネーなどの、キャッシュレス決済サービスにて利用できるマイナポイントを取得するために、マイナンバーカードを2023年2月末までに申請する必要があったことが原因です。
滑り込みで多くの国民が自治体の窓口に殺到したマイナポイント事業ですが、来る2023年9月末にはマイナポイントの申請期限となっており、2月末と同様に自治体窓口が混雑することが予想されます。弊社も複数の自治体様において、マイナポイントの申請補助業務を委託運営させていただいておりますが、非常に多くの方が殺到し、ご来庁された方には長い時間お待ちいただきご負担をかけてしまいました。役所・役場に行かず混雑を回避しながらマイナポイントを受け取ることができれば、それに越したことはありませんが、実はマイナポイントは自分で申請できることをご存じでしょうか?
当ブログでは、自分でできるマイナポイントの申請方法をご紹介いたします。今後も自治体窓口の混雑が予想されますので、当ブログにより少しでも皆様のご負担を軽減できれば幸いです!
※ この記事は以下のような人におすすめ! ※
ポイントの申請を行いたいけど役所・役場に行くのは面倒だ。
令和5年2月末までにマイナンバーカードを申請したけど、ポイントの申請方法が分からない。
銀行口座の紐づけはしたくないけれど、保険証の登録は行いたい。
・マイナポイントとは
・マイナポイントの取得方法
・①マイナポータルアプリへの登録
・②健康保険証の利用登録の手順
・③公金口座登録の手順
・④マイナポイントの予約・申込の手続きについて、キャッシュレス決済との紐づけ
・まとめ
マイナポイントとは
まずマイナポイントとは、マイナンバーカードを新規で作成したり、マイナンバーカードに保険証や公金口座を紐づけることを条件として得られるポイントのことです。マイナポイントは、さまざまなキャッシュレスサービスと連携することで使用することができます。対象となるサービス一覧はこちら。
※マイナポイントを受け取るための前提条件として2023年3月1日までにマイナンバーカードの申請を終えている必要があります。
マイナポイントを受け取るためにはどのような準備と手続きが必要なのでしょうか。早速見ていきましょう!
出典:マイナポイント 対象となるキャッシュレス決済サービス検索(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/service_search/)
マイナポイントの取得方法
マイナポイントは最大で合計20,000円分を取得することができます!マイナポイントを取得するための条件は以下の3つ。
①マイナンバーカードとキャッシュレス決裁サービスを紐づけて、チャージやお支払いに応じて最大5,000円分
②マイナンバーカードに健康保険証の利用登録を行い、ポイント付与申請で7,500円分
③マイナンバーカードに公金口座の登録を行い、ポイント付与申請で7,500円分
これらは全てを満たす必要はなく、例えば「公金口座への紐づけは行いたくない。」という方は①と②のみを行うことで、最大で12,500円分のマイナポイントを取得できます。マイナポイントは各自治体の支援端末を利用したり、ご自身のスマホやPCを使用して申請を行うことができますが、当ブログでは、一番身近にあるご自身のスマートフォンを使用した申請方法についてお伝えいたします。
ご自身のスマートフォンでマイナポイントを申請する場合には、①「マイナンバーカードの読み取りが可能なスマートフォン」と公金口座や保険証の紐づけに使用する②「マイナポータルアプリ」、マイナポイントの予約・登録に使用する③「マイナポイントアプリ」、そして④「マイナンバーカード」、マイナンバーカード作成時に設定した⑤「4桁の暗証番号」の5つを用意する必要があります。カード読み取り可能機種一覧はこちら。
まずはマイナポイントを取得する条件である、公金口座や保険証の紐づけを行うために、マイナポータルアプリの登録を行いましょう!
出典:マイナポータル よくあるご質問マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。(https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default)
①マイナポータルアプリへの登録
■所要時間:約5~10分
■用意するもの
(1)マイナンバーカード
(2)4桁の暗証番号
※マイナンバーカード作成時に設定済みのもの
※設定している暗証番号を忘れてしまった場合や、暗証番号を連続して3回間違えてしまった場合には、住民票のある各自治体にて初期化申請を行う必要があります。
(3)マイナポータルアプリ(公金口座や保険証の登録に使用します。)下記よりDLが可能です。
・App Store(iPhone)
・Google play(Android)
■手順
①マイナポータルアプリをダウンロードし、画面下の「利用者登録/ログイン」ボタンを押す。その後、初めての方「利用者登録」を押し、使用する端末で「スマートフォン」を選択。
②「利用者登録/ログイン」ボタンを押し、利用者証明用電子証明書(4桁の暗証番号)を入力。
③画面の案内に従ってマイナンバーカードを読み取る。これによって初回ログインが完了します。
④「利用者登録へ進む」を押す、画面の案内に従って必須情報を入力する。入力したメールアドレス宛に確認コードが送付されるため、その確認コードをマイナポータルへ入力。 ※メール通知を希望しない方は確認コードの手順は発生いたしません。
⑤最後に、利用規約を確認し「利用規約に同意して次へ」を押す。利用者登録の受付画面が表示されれば完了!
出典:マイナポータル(https://myna.go.jp/)
これでマイナポータルへの登録が完了いたしました。ここから公金口座や保険証の紐づけを行うことができます。
ちなみにマイナポータルでは、お住いの地域のサービスや行政からのお知らせなどを、役所・役場に行くことなくいつでも確認することができます。
今後も引き続きサービスが拡充し、公共サービスと国民との接点のハードルを下げてくれることが期待されますので、ぜひご活用ください!
それでは早速、7,500円分のマイナポイントの取得条件である、健康保険証の利用登録を行っていきたいと思います!
②健康保険証の利用登録の手順
■所要時間:約1~5分
■用意するもの
(1)マイナンバーカード
(2)4桁の暗証番号
(3)マイナポータルアプリ
■手順
①マイナポータルアプリを開き、アプリ上部のバナーから「マイナンバーカードが健康保険証として利用できます/申し込む」を押す。※表示されていない場合は、バナーを横にスクロールしてください。
②登録内容を確認し、「マイナポータルの利用登録を行う」にチェックを付け、「同意して次へ進む」を押す。
③マイナンバーカードの読み取りを行うため、「申し込む」を押す。
④利用者証明用電子証明書(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードを読み取る。
⑤完了画面が表示されれば、お申し込み終了!
出典:マイナポータル(https://myna.go.jp/)
非常にシンプルな手順ですが、これにて健康保険証の利用登録は完了です。
健康保険証とマイナンバーを紐づけることで、薬剤情報やと特定健康診断の情報を閲覧したり、また、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるため、例えば転職によって新しい健保組合に加入したとしても、新しい健康保険証が交付されるのを待つことなく、医療機関にかかることができます。
次に、こちらも7,500円分のマイナポイントの取得条件となっております、公金口座の登録を行っていきましょう!
③公金口座登録の手順
■所要時間:約1~5分
■用意するもの
(1)マイナンバーカード
(2)4桁の暗証番号
(3)マイナポータルアプリ
(4)公金口座(ご本人様名義のもの)
※公金口座は必ずご本人名義の口座を登録する必要があります。
例えば、お子様の公金受取口座として親名義の預貯金口座を登録することはできませんので、その場合はお子様名義の口座をご準備いただく必要があります。
■手順
①マイナポータルアプリを開き、アプリ上部のバナーから「給付金等の受け取り口座をあらかじめ登録しておくことができます/登録する」を押す。※表示されていない場合は、バナーを横にスクロールしてください。
②「利用者登録/ログインして使う」を押す。利用者証明用電子証明書(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードを読み取ってログインを行う。
③次に本人情報を登録するために、券面事項入力補助情報用暗証番号(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードを読み取る。これによって自動で氏名や住所情報が入力される。
④「口座情報を登録する」を押す。画面に表示される本制度の説明を一読し問題なければ「次へ」を押す。
⑤画面の手順に従ってご本人情報の入力を行い「次へ」を押す。
⑥画面の手順に従って口座情報の入力を行い「確認する」を押す。
⑦入力内容を確認し「次へ」を押し、口座情報登録の同意確認を行う。利用規約を一読し問題なければ、「すべての確認事項に同意する」へチェックをつけ、「登録する」を押す。
⑧完了画面が表示されたらお申し込み完了!
出典:マイナポータル(https://myna.go.jp/)
公金口座をマイナンバーに登録することで、国や自治体からの給付金をスムーズに受け取れるようになることが期待されています。
2020年に配布された10万円の特別定額給付金は、さまざまな自治体で給付の遅れが目立ちました。
これは大多数の国民の皆様が紙の申請書を使用する給付手続きを行う必要があったことが原因です。
公金口座をマイナンバーに登録することで、このような給付の遅れを解消できると考えられています。
ここまでで、健康保険証の利用登録と公金口座の登録が完了し、合計で15,000円分のマイナポイント取得条件を達成したことになります。
次項からマイナポイントアプリを使用した、マイナポイントの予約・申込の手続きについてご紹介いたします!
④マイナポイントの予約・申込の手続きについて、キャッシュレス決済との紐づけ
■所要時間:約10~15分
■用意するもの
(1)マイナンバーカード
(2)4桁の暗証番号
(3)マイナポイントアプリ(マイナポイントの申請に使用します。)下記よりDLが可能です。
・App Store(iPhone)
・Google play(Android)
(4)ポイントをを受け取る決済サービスのID・セキュリティコードなど
■手順
①マイナポイントアプリを開き、「申込む」を押す。
②利用者証明用電子証明書(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードを読み取ってログインを行う。
③申し込む施策にチェックを入れて「〇つ選んで次へ」を押す。
④マイナポイントをもらうキャッシュレス決済サービスを選択し、受け取り方を確認し「OK」を押す。
⑤選択したキャッシュレス決済サービスの申し込み情報(決裁サービスID、セキュリティコード、電話番号)を入力し「次へ」を押す。
⑥申込内容を再度確認し「確認して次へ」を押す。マイナポイントの利用規約を一読し「同意して次へ」を押す。最後に健康保険証の利用規約を一読し「同意して申込む」を押す。
⑦完了画面が表示されたらお申し込み完了!
⑧「申込み状況を確認」を押すことで、それぞれのマイナポイントの申込み状況を照会することが可能です。
出典:マイナポイント(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/)
※注意点1 マイナポイントを受け取るキャッシュレス 決裁サービス は1種類のみで原則変更はできません。
また、同じ決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできません。利用者一人につき1つの決済サービスを選択する必要があります。
※注意点2 5,000円分のマイナポイントは、チャージまたはキャッシュレス決裁サービスのご利用で反映されます。
※注意点3 ご利用のキャッシュレス決済サービスによって、ポイント反映のタイミングが異なります。詳細については下記の「決裁サービス一覧はこちら」のリンクよりご利用のキャッシュレス決済を選択いただき、内容をご確認ください。
決裁サービス一覧はこちら
出典:マイナポイント 決済サービス一覧(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/service_list/service_possible)
これですべての申請が完了いたしました!
健康保険証の紐づけと公金口座登録よって得られる15,000円分のマイナポイントの反映は、基本的に条件達成の2日~3日後の付与になりますが、ポイント付与タイミング、ポイント有効期限などは決済サービスごとに異なります。詳しくは、各キャッシュレス決済サービス詳細ページや、各社ホームページなどをご確認ください。
また、5,000円分のマイナポイントについては、還元率が25%で最大5,000円の付与となっていますので、最大20,000円分のチャージまたはご利用をすることで5,000円分のマイナポイントが付与されます。
それぞれのマイナポイントの付与状況についてはマイナポータルアプリで確認することができます。
■ポイント付与状況の確認手順
①マイナポイントアプリを開き、メニューから「申し込み状況を確認」をタッチ
②利用者証明用電子証明書(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードを読み取ってログインを行う。
③申込み状況を確認
出典:マイナポイント(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/)
まとめ
いかがでしたでしょうか?2023年9月末がマイナポイントの申請期限ということで、自治体窓口の混雑が予想されますが、当ブログがご自身でのマイナポイント申請の一助となれば幸いです。
今後、マイナンバーカードにはさまざまな行政・公共サービスが集約されていくことが予想されます。まず、運転免許証とマイナンバーカードの一体化が決定しており、2024年度末からの運用を目指して調整がなされています。マイナンバーカードと運転免許証が一体化することでさまざまなメリットがあります。例えば、現在、引っ越しをした際には、自治体での住所変更と運転免許証の住所変更を行う必要がありますが、マイナンバーカードと運転免許証が一体化されると、これらの処理を同時に行うことができるようになります。そのほかにも、免許証の発行や更新、返納といった手続きが全国から対応可能になるという案も出てきています。
また 、マイナンバーの利活用は、公共機関だけでなく民間企業にもその裾野が広がっています。例えば、マイナンバーカードをライブ会場での本人確認に使用するという実証実験がすでに開始されており、チケットの転売防止や酒類を購入する際の年齢確認、キッズスペースを利用する際の本人確認など、多くの活用法が検討されています。
総務省によると令和5年3月26日段階において、人口に対するマイナンバーカードの申請状況は約76.1%となっており、多くの国民が所持するアイテムとなりました。2023年5月には、iPhoneに先行してAndroidのスマートフォンへマイナンバーカード機能が搭載されます。このように、マイナンバーカードは令和の新しいインフラとして、今後私たちの生活に深く根差していくものだと考えられます。マイナンバーカードやマイナポータルを上手く活用して、行政サービスをより気軽に利用していきましょう!
国和システムでは、自治体様における窓口業務を受託しております。最近では、非課税世帯向け給付金やマイナンバーカード・マイナポイントの申請補助業務 の対応実績もあります。これまでの対応事例については過去のブログ記事をご参照ください。
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BPOサービス市場拡大の背景と、コロナ禍の影響によって発生した自治体様におけるBPOサービスの導入事例についてご紹介いたします。